日本経済新聞社は3日、全社員約3000人分の賃金データなどを外部に漏えいしたとして、東京本社デジタル事業担当付の元社員(53)を、不正競争防止法違反容疑で警視庁に刑事告訴したと発表した。元社員は、日経電子版の読者情報約34万人分も会社から持ち出していたという。同社広報室によると、元社員はデジタル販売局に勤務していた2012年10月、別部署の社員の業務用パソコンを分解してハードディスクを抜き取り、営業秘密にあたる全社員約3000人分の賃金などのデータを私有パソコンに転送。昨年12月、データを月刊紙を発行する団体に郵送した。分解したパソコンは元に戻していたという。
全日空は4日、ボーイング787型機に使用しているロールスロイス社製のエンジンに設計上の問題があり、点検や交換に伴って、6~12日に羽田空港を発着する国内線113便を欠航すると発表した。影響は約2万1000人に及ぶという。全日空によると、国土交通省が4月、ボーイング787型機に使われているロールスロイス社製のエンジンで、空気圧縮機の回転翼に振動でひびが入る恐れがあるとして点検するよう指示。
国家公務員に29日、夏のボーナス(期末・勤勉手当)が支給された。管理職を除く一般行政職(平均35.9歳)の平均支給額は65万2600円で、昨夏より1万500円増え、6年連続のプラスとなった。増額は、民間企業の賃金アップを踏まえた昨年の人事院勧告に基づき、支給月数を0.05カ月引き上げて2.095カ月としたため。