世界の海上での石油や天然ガスの掘削事業を国内で唯一手がける日本海洋掘削(東証1部上場)は22日、東京地裁に会社更生法の適用を申請し、受理されたと発表した。負債総額は単体で約904億円。油田やガス田掘削の需要低迷が響いた。同社は1968年に設立され、石油資源開発や三菱マテリアルが大株主。世界各地の海洋で、やぐら(リグ)を使った石油や天然ガスの掘削を請け負ってきた。原油安で油田やガス田掘削の需要が低迷し、新型のリグ2基への過大投資で業績が悪化。
トヨタ自動車は、最高級乗用車(ショーファーカー)『センチュリー』を21年ぶりにフルモデルチェンジし、6月22日より販売を開始した。センチュリーは1967年、トヨタグループの創始者である豊田佐吉の生誕100年を記念して発売。以来50年にわたり、日本を代表するショーファーカーとして、各界のエグゼクティブに愛用されてきた。
昭和シェル石油が6月から全社員を対象とした在宅勤務制度をスタートした。個々人の多様な働き方を支援する狙い。既に全体の約2割が在宅勤務を希望しているという。同社は2008年に育児や介護などを行う社員向けに在宅勤務制度を導入。その後、同制度を全社員対象に広げようと、18年1月から5月にかけてテスト導入した。管理職を含む全社員の10%以上が公募制により参加した結果、制度が個人の自律的な働き方や生産性向上に有効だとして本格導入を決定した。
イタリアンレストランを運営するサイゼリヤは、7月21日から店舗の全面禁煙化を段階的に始める。同日から全国のショッピングセンターに入居する275店舗と、京都府内の全21店舗の全席を禁煙とする。6月19日に飲食店など屋内施設を原則禁煙とする「健康増進法改正案」が衆議院を通過し、今国会で成立する見込みになった。施行は2020年の予定だが、これに先駆けた施策だ。