古川経済財政担当相は23日、7月の月例経済報告を関係閣僚会議に提出したと各紙が報じた。個人消費や、企業の設備投資、生産が引き続き上向いているとして、景気の基調判断を3カ月連続で「緩やかに回復しつつある」に据え置いた。先行きに関しては「世界景気に減速感が広がっている」との表現を追加。欧州の債務問題のほか、米国の雇用環境の弱さや中国の成長鈍化による国内経済への影響に懸念を示したという。