楽天は30日、飲食店検索・予約サイト運営のぐるなびと資本・業務提携を締結したと発表した。楽天はぐるなびに約40億5500万円を出資して発行済み株式の9.6%を取得し、第2位株主となる。今後はサイト上の広告枠の販売、決済、データ活用などで協力していく。
日本航空が、中国の航空大手「中国東方航空」(本社・上海)と近く提携することがわかった。すでに行っている共同運航(コードシェア)に加え、運航ダイヤの調整にも乗り出す。日航は「ワンワールド」、中国東方航空は「スカイチーム」と異なる航空連合に所属しており、従来の枠組みを超えた異例の提携となる。
五輪開幕が2年後に迫り、首都圏の公共交通各社は海外から観戦客、選手らを迎える準備に余念がない。乗客が言葉の壁を感じることなく、スムーズに移動できるよう駅や空港内の外国語案内を充実。タクシー会社は訪日客の指名に期待して外国人ドライバーの採用を増やすなど、世界的なイベントを商機につなげようとする動きも広がっている。「空の玄関口」成田空港と東京都心を結ぶ路線を運行するJR東日本や京成電鉄は、ダイヤの乱れなどの状況を伝える駅構内の掲示板を、日本語や英語のほか中国語、韓国語でも表示するタイプに切り替えた。
国土交通省が、冬季の安定運航対策として新千歳空港に平行誘導路を増設することが、28日分かった。A滑走路の西側にある長さ約3千メートルの平行誘導路の西隣に、長さ約1500メートル分を新たに設ける。誘導路を複線化することで、滑走路に出入りする航空機や作業車両の移動経路の選択の幅を広げ、トラブルや除雪作業に伴う運航への影響を最小限に抑える狙いだ。2026年度末の運用開始を目指して工事を進める。