経済産業省は24日、数人が乗って空中を移動できる「空飛ぶ車」の実現に向けた官民協議会を設立すると発表した。電動で垂直に離着陸することから航空機とドローン(小型無人機)の間に位置付けられ、次世代の移動手段として期待されている。経産省は高性能電池やモーターなど、企業や大学による空飛ぶ車の開発支援として、2019年度予算概算要求に約45億円を盛り込む方針。
物価の足踏みが続いている。7月の全国消費者物価指数(除く生鮮食品)の上昇率は前年同月比0.8%となり、伸び率は前月から横ばいだった。日銀が目標とする2%の半分にも満たず、達成はほど遠い。政府は大手携帯各社に通話料金を見直すよう求めており、実際に料金が引き下げられれば、物価の下げ圧力が強まり、日銀には大きな逆風となる。日銀は7月末の金融政策決定会合で、物価上昇見通しについて、2019年度を前年度比1.5%、20年度を1.6%にそれぞれ下方修正した。
サバの缶詰が好調だ。食卓に上る魚の缶詰といえばツナ缶が筆頭だったが、消費者の健康志向を背景にサバ缶人気が沸騰、昨年は生産数量でツナ缶を完全に抜き去って首位に立った。各社は増産で需要拡大に対応するが、原料が足りず値上げの動きも顕在化。サバ缶人気はとどまるところを知らない。日本缶詰びん詰レトルト食品協会のまとめでは、この10年間の生産数量をみると、ツナ缶がサバ缶などを抑え、魚の缶詰の代表格として君臨していた。
日本フランチャイズチェーン協会が20日発表した7月のコンビニエンスストア売上高(既存店ベース)は8854億円となり、前年同月比0.1%増にとどまった。全国的に平均気温が高く、飲料やアイスクリームなどの売れ行きが良かった半面、西日本豪雨や台風の影響で客足が鈍った。来店客1人当たりの購入額は1.9%増の616円と40カ月連続でプラス。