安倍晋三首相は9日、ドイツのメルケル首相と首相官邸で会談した。両首脳はウクライナの平和と安定に積極的な役割を果たしていくことで一致と各紙が報じた。イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)による日本人人質事件などを踏まえ、6月にドイツで開かれる主要7カ国(G7)首脳会議(サミット)でテロ対策を重点的に協議する方針を確認した。安倍首相は会談後の共同記者会見で「両国は国際協調主義に立脚し、国際社会の平和と安定に貢献してきた」と述べ、引き続き両国で連携していく考えを表明した。
忠犬ハチ公の没後80年の命日の8日、ハチ公が飼い主に再会できた様子を表現した新たな銅像が、東京大学のキャンパスに建てられたと各紙が報じた。ハチ公の新たな銅像が建てられたのは、東京・文京区弥生にある東大農学部のキャンパス。秋田犬のハチ公は、東大農学部の上野英三郎博士に生後50日から育てられ、約1年後に上野博士が急死した後も、毎日、渋谷駅で飼い主の帰りを待ち続けたといわれている。
内閣府は7日、「自衛隊・防衛問題」に関する世論調査の結果を発表した。自衛隊について「良い印象を持っている」との答えが92・2%に上り、前回2012年調査(91・7%)に続いて過去最高を更新した。安全保障環境の悪化による意識の高まりや、災害時の救助活動の評価などが背景にあるとみられる。
厚生労働省は、生活保護受給者の後発医薬品使用率(2014年=61%)について、「75%以上」を目指すよう4月1日付で各自治体に通知する。目標を下回る市区町村には改善計画の策定を求める。同省は08年、受給者に後発薬の使用を事実上義務付ける通知を出し、「受給者差別だ」との批判を受けて撤回したが、保護費の削減のため使用率引き上げを求める。後発医薬品は特許の切れた新薬と同じ成分で作られ、公定価格は新薬の6割に設定される。