大阪市のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」の平成27年の入場者数が、東京ディズニーシー(TDS)を抜いて世界4位に浮上した。USJは前年比17・8%増の1390万人になった一方、TDSは3・5%減の1360万人だった。これにより、前年は世界5位だったUSJが4位にランクアップ。TDSが4位から5位に落ちて入れ替わった。
タカタ製エアバッグの欠陥問題で、国土交通省は27日、火薬の劣化を防ぐ乾燥剤が入っていないエアバッグについて、新たに約700万台がリコール(回収・無償修理)対象になると明らかにした。メーカー各社に順次リコールを求め、2018年度末までに改修を済ませたいとしている。一連の問題では、国内で延べ約1259万台がリコールされており、対象は2000万台規模に達することになる。
27日閉幕した主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)では、世界経済の下振れリスクに対応するため、先進7カ国(G7)がアベノミクス「3本の矢」で掲げる財政政策、金融政策、構造改革を総動員することで一致した。ただ、安倍晋三首相がリーマン・ショック時との類似点を挙げて説明したリスクについてはG7の間で認識の差が見られるなど、経済分野の協調は一枚岩とは言い難い。首脳宣言では、3本の矢のうち特に「財政戦略を機動的に実施」することと、「構造政策を果断に進める」ことを強調。
三菱自動車の燃費偽装で、下請け企業の従業員の仕事が奪われている。軽自動車の生産が止まった水島製作所(倉敷市)がある岡山県が24日まとめた調査では、休業や教育訓練、出向など従業員の雇用調整をした企業は28社あった。県の関係者によると、約1050人が影響を受けた。解雇や雇い止めをするのは10社で、約100人が職を失うという。