千葉県船橋市の大型ショッピングセンター(SC)「ビビット南船橋」に、大型家具店の「ニトリ」と「大塚家具」が同じフロアに向かい合う形で出店する。同フロア出店は全国初という。消費者が買い回りしやすい環境を整えることで、SC全体の集客アップにつなげたい考えだ。同SCはJR南船橋駅・京成船橋競馬場駅最寄りに位置。今春以降、総賃貸面積の約3分の1をリニューアルするのに合わせ、家具店2店を誘致した。
HOYAは20日、同年4月の熊本地震で被災していた熊本工場(熊本県菊池郡大津町)を閉鎖すると発表した。工場の復帰に向けて検討を進めてきたが、クリーンルームや精密機器などの設備が莫大な被害を受け、生産再開を断念した。同工場は、1996年11月に操業開始し、液晶パネル用、半導体用フォトマスクを製造してきた。
日本百貨店協会が20日発表した5月の全国百貨店売上高は4629億円と、既存店ベースで前年同月比5.1%減少した。マイナスは3カ月連続。免税品売上高が2カ月連続で前年割れし、中国人観光客らによる「爆買い」の減速傾向が一段と鮮明になった。消費マインドの低下は全国に広がっており、調査した18地区全てで前年を下回った。
花王は20日、食品包装などの商業印刷機用のインクで、海外メーカー2社を買収すると発表した。米コリンズ・インクジェット(オハイオ州)を7月に買収、スペインでもチミグラフ・ホールディング(バルセロナ市)を来年4月までに傘下に収める。買収額は合計で100億円弱。花王は、3月に商業印刷用インク市場に参入したばかり。買収で世界展開を加速し、化学品事業の柱に育てる。コリンズ社は1990年設立で、従業員数は約90人。インク設計技術に優れているという。チミグラフ社は約180人で、豊富な品ぞろえなどが強み。合計の売上高は約100億円。