ソフトバンクは13日、「働き方改革」の一環として新たな人事制度を導入すると発表した。月末の金曜日の退社時間を早める「プレミアムフライデー」を2月24日から開始するほか、勤務制度の拡充や支援金の給付などを含む新ルールを4月1日から適用する。個人と組織の生産性をさらに向上する狙いがあるという。
内閣府が13日発表した平成28年10~12月期の国内総生産(GDP、季節調整値)速報値は、物価変動を除く実質で前期比0.2%増、このペースが1年間続くと仮定した年率換算で1.0%増だった。プラス成長は4四半期連続だが、前の期の7-9月期の年率1.4%増(2次速報値)より伸び率が縮小した。GDPの約6割を占める個人消費は、10~12月期で前期比0.01%減。わずかとはいえマイナスとなったのは4四半期(1年)ぶり。
自動織機などを発明し、トヨタグループの礎を築いた豊田佐吉(1867~1930年)の生誕150年を祝う記念式典が11日、古里の静岡県湖西市の市アメニティプラザで開かれ、同市から佐吉へ「名誉市民」の称号が贈られた。市民ら約2000人が集まった式典には、佐吉の孫にあたるトヨタ自動車の豊田章一郎名誉会長と、ひ孫の章男社長も参加した。同じ遠州地方(県西部)にゆかりがあり、今月6日にトヨタとの業務提携で基本合意したと発表したスズキ(本社・浜松市)の鈴木修会長も駆けつけ、故人の業績をたたえた。
農林水産省が10日発表した2016年の農林水産物・食品の輸出額(速報値)は7503億円となり、4年連続で過去最高を更新した。海外での健康志向の高まりで和食用食材の需要が増えた。ただ前年比では0.7%増と小幅な伸びにとどまった。政府は10日、農業競争力強化支援法案を閣議決定した。安倍政権は農林水産物・食品の輸出額を19年までに1兆円にする目標を掲げており、海外需要に向けた「攻めの農業」への取り組みを進める考え。