欧米のベンチャー企業が自動運転バスの実用化を急いでいる。フランスの「ナビヤ」は7日、ソフトバンクグループと組み、日本市場に参入すると明らかにした。自動車メーカーなどが開発中の自動運転車と異なり、ショッピングセンターや空港、大学の敷地など決められたルートを低速で走る計画。シンプルな分だけ早期実用化を期待し、商機を見いだそうとしている。
北陸新幹線の延伸ルートを話し合う与党検討委員会は7日、ルートが決まっていない京都―新大阪間について、京都府京田辺市のJR松井山手駅付近に新駅を設ける「南回り」案の採用を大筋で了承した。13日に京都府など沿線自治体やJR西日本から意見聴取して結論をまとめ、15日に上部組織の与党プロジェクトチームでの正式決定を目指す。北陸新幹線の延伸では、金沢―敦賀(福井県)間が2022年度末に開業する予定。
百貨店大手の三越伊勢丹ホールディングスの大西洋社長が31日付で退任する方針を固めたことが6日、明らかになった。後任の社長は週内にも決める。百貨店事業に頼ったことが裏目に出て業績が悪化しており、大西氏が責任を取って退く形だ。大西氏は旧伊勢丹出身で、2012年に社長に就任。他の大手が売り場を専門店に貸し出す不動産事業の比率を上げるなか、百貨店事業にこだわってきた。売上高に占める百貨店事業の割合は9割を占める。
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が6日発表した2月の車名別国内新車販売台数は、ホンダの軽自動車「N-BOX」が前年同月比8.6%増の1万9429台となり、3カ月連続で首位を維持した。室内空間の広さなどが引き続き評価され、売れ行きを伸ばした。2位は、日産自動車の軽「デイズ」で2.1%減の1万6093台。