三菱商事は1440億円を投じ、ローソンの持ち株比率を33.4%から50.11%に引き上げ、9日に子会社化した。商社ならではの強みを生かして業界での巻き返しを狙う。同時に地方食品スーパーとの連携強化も進めており、緩やかな流通連合が業界再編の起爆剤になる可能性もある。三菱商事の生活産業を率いる京谷裕常務執行役員は10日のローソン子会社化に関する記者会見の席上、「地方の食品スーパーとの連携強化を進めたい」と意欲を燃やした。
日本のワイン発祥の地で知られる山梨県の特産ブドウ「甲州」で造られる甲州ワインの世界的な人気が高まっている。輸出量はこの5年で20倍以上に拡大。背景には、世界のワインマーケットの中心地であるロンドンでの官民一体のPRが奏功しているようだ。
三菱重工業が、国産初のジェット旅客機「MRJ」の量産計画を縮小することが25日、わかった。2020年に「月産10機」としていた生産体制を「月産1機程度」とする。MRJの納入を延期したことに伴う措置で、国内の航空部品メーカーなどには打撃となりそうだ。三菱重工の子会社、三菱航空機(愛知県豊山町)が国内外の主要部品メーカーに方針を伝えた。