ファミリーレストランの「ロイヤルホスト」を運営するロイヤルホールディングス(福岡市)の黒須康宏社長は17日、全国で営業時間の短縮をさらに進め、3月末までに平均の営業時間を前年より1時間20分ほど短くする方針を明らかにした。深夜・早朝営業の見直しを加速する。17日時点で全国に約220店あるうち、3月までに155店で営業時間を短くする。営業時間は平均で15時間30分になるという。
2016年のエンゲル係数が25.8%と4年連続で上昇し、1987年以来29年ぶりの高水準となったことが17日、総務省の調査で分かった。所得が伸び悩む中、食料品が値上がりし、食費以外の生活費を切り詰める節約志向が強まっていることを反映した。総務省が発表した16年の家計調査(2人以上の世帯が対象)によると、消費支出は28万2188円。
藤田観光は14日、来年1月10日に「箱根ホテル小涌園」(箱根町二ノ平)の営業を終了すると発表した。同社は一帯で新たな高級宿泊施設などの再開発事業を進めていることに加え、施設の老朽化も考慮し決断した。同ホテルは1959年の開業から約60年の歴史に幕を下ろすことになる。同社は2015年から5カ年の中期経営計画で、訪日外国人客の増加や、高級志向などの旅行ニーズの変化を踏まえ、箱根地区のリゾート施設の再開発を掲げ、事業を進めてきた。
東芝は14日、志賀重範会長が米国の原子力事業の巨額損失問題を受け、退任すると発表した。志賀氏は原子力部門を統括しており、一時は損失の原因となった米ウェスチングハウス(WH)社長も務めていた。志賀氏が会長を辞任することで、経営に深刻な影響を与えた責任を明確化する。