トヨタ自動車は6日、米南部テキサス州ダラス近郊のプレイノ市に新しい北米本社をオープンさせた。米国3カ所に分散していた販売、製造、金融などの部門を集約し、素早い意思決定や製品開発につなげる。トヨタは米国進出から今年で60年。「ワン・トヨタ」の推進で、「ドル箱」の米新車市場の激しい変化に対応していく方針だ。新北米本社の建設は「今後50年間を見据えた体制をつくる」(トヨタ幹部)との方針のもと、2014年に決定。
日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)交渉が大枠合意に達し、欧州産のワインやチーズ、パスタなどにかかる関税が撤廃または引き下げられることになった。店頭価格は安くなる見通しで、家計に恩恵をもたらしそうだ。スーパーなどは「積極的なセールを仕掛けたい」(岡崎双一イオンリテール社長)と、需要喚起に意欲を示す。
兵庫県・淡路島と関西空港を結ぶ定期航路が10年ぶりに復活する。国土交通省が7日、同県洲本市の船会社の航路開設申請を許可した。移動時間が陸路の半分に縮まり、増加する訪日外国人客の取り込みを図る。9日運航を開始する。運営するのは「淡路関空ライン」。洲本港と関西空港の間で高速船(217人乗り)を1日往復5便走らせる。航行時間は65分。高速バスで最速でも2時間かかる移動時間が大幅に短縮される。