シャープが28日発表した平成29年4~6月期連結決算は、最終損益が144億円の黒字(前年同期は274億円の赤字)に転換し、3四半期連続で最終黒字となった。4~6月期での最終黒字は7年ぶり。主力の液晶パネルやテレビ関連事業が堅調に推移した。業績の回復基調が鮮明となる中、超高精細の8Kなどの成長分野に注力する。
大塚家具は28日、2017年12月期の純損益が63億2000万円の赤字になる見通しだと発表した。赤字幅は過去最大。大型店の販売不振を受け、店舗面積を縮小するため構造改革費用が膨らむ。3億6700万円の黒字見通しから一転、2年連続の赤字となる。
アスクルが個人向け通販「ロハコ」の利用者向けに、玄関先など指定の場所に荷物を置いてもらう「置き配」や段ボールの回収サービスを来月2日から東京や大阪の一部で始めることが28日わかった。置き配は再配達削減のため、ネット通販各社や宅配事業者が導入を進めており、アスクルは新サービスで再配達率を1%台まで減らすことを目標にする。アスクルの置き配は、都心を中心に東京都内10区や大阪市内9区を対象地域として、配達時間の1時間単位での指定や配達10分前のアプリへの通知などができる受け取りサービス「ハッピーオンタイム」の拡充策として始める。