災害発生時に市町村がそれぞれの住民に必要な情報を伝達する手段として、総務省中国総合通信局が防災ICT(情報通信技術)の活用状況を調べたところ、フェイスブックやツイッターなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を備える市町村が急増していることが分かったと各紙が報じた。中国5県の107市町村を対象に実施したアンケートを平成26年度末時点でまとめた結果で、住民への情報伝達手段はホームページ100%、緊急速報メール99%、防災行政無線85%、ケーブルテレビ85%、登録制メール56%、告知端末41%、フェイスブック40%、ツイッター24%、公衆無線LAN28%、コミュニティFM22%となった。
13日でスーパーマリオが誕生から30周年を迎えたと各紙が報じた。1985年9月13日に発売された『スーパーマリオブラザーズ』は社会現象を起こし、ファミコンの普及を確たるものとした。その販売本数は国内だけで約681万本、海外を含めれば4000万本以上となり、ギネス・ワールド・レコーズにも「世界で最も売れたゲーム」として認定されているという。
東京湾で発生した12日の地震は、海底下のフィリピン海プレート(岩板)の内部で起きたとみられる。気象庁によると、震度4以上の揺れはプレートの深さが浅い震源の西側で主に観測された。東京都調布市で最大の揺れを観測したのは、地盤の弱さなど局所的な原因が影響した可能性があるという。
各紙によれば熊本県・阿蘇山の中岳(標高1506メートル)第1火口で14日午前9時43分ごろ発生した噴火は、同日夜も続いた。気象庁によると、地下水がマグマに直接触れて爆発的に水蒸気となった「マグマ水蒸気噴火」と推定され、今後、今回を上回る規模の噴火が起きる可能性は低いという。県によると午後9時現在、けが人の情報は入っていない。噴煙は火口の縁から約2000メートル上がった。14日昼すぎのヘリコプターによる観測では、厚い降灰が火口の北側1キロ、南東側1.3キロの範囲で確認された。
政府は11日、情報収集衛星が撮影した茨城県常総市の洪水被害状況の画像を公表したと各紙が報じた。同衛星の画像は機密性が高いため通常は公開されないが、政府は9日に災害対応などに活用する目的で公開するルールを策定したばかりで、今回初めて適用された。公表された画像は、記録的な豪雨により鬼怒川の堤防が決壊した常総市三坂町付近を撮影したもの。鬼怒川の東岸地域が南北約15キロにわたって茶色い泥水で覆われている様子が分かる。