全日空のグループ会社、ANAウイングスの40代男性機長が今月3日、大阪発宮崎行きの乗務前の検査でアルコールが検知され、計5便に遅れが出た問題で、全日空は18日、16日付で機長を懲戒解雇したと明らかにした。前夜の飲酒に同席し、調査に対し、機長の依頼でうそを証言した30代の男性副操縦士も、出勤停止1カ月の懲戒処分とした。
近畿日本鉄道が、2025年国際博覧会(万博)の会場となる大阪市の人工島・夢洲と、奈良方面を直通特急で結ぶ検討を始めたことが19日、分かった。夢洲は大阪府・市がカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致も進めており、増加が見込まれる観光客を取り込むのが狙い。新型車両の開発も検討する。
サントリー食品インターナショナルは16日、日本国内における大型サイズの飲料を5月1日出荷分から価格改定すると発表した。値上げ幅は一律20円。同社の値上げは98年3月以来、21年ぶりとなる。原材料価格の高騰や物流コストの上昇を要因としている。飲料製品の値上げの発表は、今月8日に27年ぶりの価格改定を発表したコカ・コーラ ボトラーズジャパンに続くもの。
ビール大手5社が16日発表した発泡酒と第三のビールを含むビール類の2018年の出荷量は、前年比2.5%減の3億9390万ケース(1ケースは大瓶20本分)となった。14年連続で最低を更新し、1992年の統計開始以来、初めて4億ケースを割った。消費者の節約志向や酒の好みの多様化に加え、豪雨や地震による物流の混乱なども影響した。