フグの取扱量日本一を誇る山口県下関市の南風泊市場で4日未明、新年の初競りがあったと各紙が報じた。仲買人が筒状の黒い袋の中に手を入れ、競り人の指を握って値を伝える「袋競り」で、日本海や瀬戸内海でとれた天然トラフグなどが次々に競り落とされた。 天然物の入荷量は3.4トンで、しけの影響で少なかった昨年の倍に。最高値は1キロあたり1万3千円だったという。
東京の築地市場では、新春恒例の初競りが行われたと各紙が報じた。クロマグロについては、2013年、1億5,000万円余りで競り落とした業者は、2013年の落札価格を大幅に下回る、736万円で競り落とした。5日午前5時、築地市場では、マグロの初競りが行われ、注目の青森・大間港に水揚げされたクロマグロは、2013年、1億5,000万円の過去最高値で落札した業者が、2014年は、230kgのクロマグロを736万円で競り落としたという。
国産初の小型ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」を開発している三菱航空機の川井昭陽社長は、MRJの初号機を今秋までには完成させる方針を、毎日新聞のインタビューで明らかにした。完成時期を明言したのは初めてという。初号機の最終組み立ては2013年10月から、三菱重工業小牧南工場で始まっている。川井社長は「今春に米航空エンジン大手のプラット&ホイットニーから最新鋭エンジンが供給される。エンジンを機体に組み込んだ後、搭載する他の機器もチェックする」と述べ、機体は遅くとも秋ごろまでに完成するとの見通しを示した。
内閣府は25日、2012年の日本の1人当たり名目国内総生産(GDP)が前年比0.7%増の371万4000円だったと発表したと各紙が報じた。前年の東日本大震災からの復興が進んだことを反映した。ドル換算すると4万6537ドルで、円高の影響を受け過去最高となった10、11年に続き過去最高となった。経済協力開発機構(OECD)加盟国中10位で、前年の14位から上昇した。