紀伊国屋書店や三省堂書店などの国内の書店、日販などの取次業者、楽天などの電子書店の計13社が連携し、街の書店で電子書籍販売の実験に乗り出すことが22日、分かったと各紙が報じた。年々店舗数が減り続ける「リアル書店」の活性化と、なかなか普及が進まない電子書籍の市場拡大の両方を目指す。13社は、電子書籍販売推進のための団体を設立。来春から首都圏や地方の一部書店で電子書籍を販売する実証実験を始める。書店の店頭で電子書籍に関する問い合わせが増加しており、関係者は需要があるとみているという。
ホンダは20日、ハイブリッド車(HV)の小型スポーツ用多目的車(SUV)「ヴェゼル」(排気量1.5リットル)を発売する。ガソリン1リットル当たり27キロ・メートルと高い燃費性能と、排気量2リットルのガソリン車並みの馬力を兼ね備えた新型車で、後部座席にミニバン並みの広さを確保したのも特長だ。また、排気量1.5リットルのガソリンエンジン車も用意した。価格は、HVが219万~268万円、ガソリン車が187万~212万円。年4万8000台の販売を見込むという。
ANAホールディングス全額出資子会社の格安航空会社(LCC)バニラエアが20日運航を開始、新塗装のエアバスA320機が成田国際空港から沖縄へ向け離陸したと各紙が報じた。前身エアアジア・ジャパンの運航休止後2カ月で新ブランドで再出発した。ANAが別に出資するピーチ・アビエーションは関西を中心に展開している。成田拠点では日本航空が出資するジェットスター・ジャパンと競合。さらに中国のLCC春秋航空が出資する春秋航空日本も来年5月には国内線を運航させる予定で、LCCの競争は一段と激化する。
日本マクドナルドホールディングスは19日、2013年12月期連結決算の業績予想を下方修正したと各紙が報じた。来店客が減り、経費が増えているため、税引き後利益は50億円と、8月時点の予想の117億円から半減させた。前期比では61%減と大幅減益の見通しだ。売上高は前回予想から50億円減の2600億円、営業利益は同85億円減の115億円へ、いずれも下方修正した。同社の業績下方修正は8月に続いて2度目という。