日銀は16日発表した地域経済報告(さくらリポート)で、全国9地域の景気の現状判断に「回復」の表現を盛り込んだ。全地域で「回復」と明記するのは2005年4月に公表を始めて以来、初めて。消費税増税前の駆け込み需要に支えられ、地域経済にも景気回復の波が及びつつあることを映した。日銀は昨年10月の前回報告から北海道、北陸、東海、中国、四国の5地域の景気判断を上方修正。前回報告で唯一、回復と判断しなかった北陸は「緩やかに回復しつつある」に引き上げた。
キングジムは31日、画像データを自動でパソコンに取り込める「カメラ付マウス」を発売すると各紙が報じた。ケーブルは120cmあるので、パソコンで作業をしながら、手元の物を簡単に撮影できる。パソコン画面がカメラのモニター代わりになり、ネットオークションに出品する物の撮影などに便利という。200万画素。希望小売価格は、税込み4200円。
各紙によれば任天堂は17日、今3月期の通期連結最終損益が、従来予想の550億円の黒字から、250億円の赤字に転落する見通しになったと発表した。平成24年12月に発売した家庭用据え置き型ゲーム機「Wii U」の国内販売が振るわず、利益率の高い専用ゲームソフトも売れなかったことなどが原因。最終赤字転落は2年ぶり。Wii Uの国内外合計の今期販売台数は900万台と見ていたが、3分の1以下の280万台になる見通し。稼ぎ頭の3DSも従来予想の1800万台販売が1350万台に減るという。
日本百貨店協会が17日発表した2013年の全国百貨店売上高は6兆2171億円(全店ベース)と前年比1.2%増え、16年ぶりに前年実績を上回ったと各紙が報じた。既存店ベースでは前年比1.6%増と2年連続で前年実績を上回った。同時に発表した12月の全国百貨店売上高は7257億円(全店ベース)だった。既存店ベースでは前年同月比1.7%増と、2カ月連続で前年実績を上回った。12月の東京地区百貨店売上高は1789億円。既存店ベースでは3.6%増。5カ月連続で前年実績を上回った。