ホンダは、道路脇などに設置された路側無線装置(光ビーコン)から車に信号機の情報を送り、追突事故の防止や燃費向上につなげる大規模な実証実験に乗り出すと各紙が報じた。栃木県警やUTMS(新交通管理システム)協会と連携し、宇都宮市で4月から1年間にわたって効果を検証。近い将来の実用化を目指し、運用面などの課題を探るという。
トヨタ自動車労働組合(鶴岡光行委員長、約6万3000人)が2014年春闘で、年間一時金(ボーナス)として、組合員平均235万円超を要求する方向で最終調整に入ったことが28日分かったと各紙が報じた。月給の6.8カ月分程度に相当。業績の急回復を反映させて、前年の妥結額205万円から大幅に上積みする。トヨタ労組は、ベースアップ(ベア)に相当する賃金改善分については組合員平均4000円を求める方針。前年の一時金について、経営側は満額回答だったという。
各紙によれば日本電機工業会(JEMA)は、2013年12月および2013年暦年の国内出荷実績を発表した。2013年の家電出荷金額は、対前年比4.3%プラスの2兆2,893億円に達し、過去10年間で最高となった。省エネへの関心の高さと猛暑/残暑が要因となって、エアコンや電気冷蔵庫の出荷が好調だったほか、住宅の着工戸数が伸びたことにより、換気扇や食器洗い乾燥機などの住宅関連製品も好調だった。特に、エアコンの出荷台数は対前年比19.1%プラスの901万台で、1972年の調査開始以来最高の出荷台数となった。
各紙によればカジュアル衣料チェーンのユニクロを展開するファーストリテイリングは27日、香港証券取引所へのHDR(香港預託証券)上場を3月5日行う予定だと発表した。生産・販売の両面を牽引する中国などアジアでの知名度向上などが狙い。主市場は引き続き東京証券取引所とする。ファストリは平成25年8月期に売上高1兆円を超えたが、その約35%を占めたのが海外事業。今期は、出店計画全体の約5割に当たる57店舗を中国・香港で計画しており、将来的に1千店舗を目指している。