各紙によれば低カロリーの食事メニューで話題の「タニタ食堂」がマンション内に初めて出店する「ミリカ タニタ食堂」が27日、大阪府吹田市でオープンした。1食500キロカロリー前後、塩分3グラム以下に抑えた健康的な定食メニューを提供する。体脂肪計などの計測器メーカー、タニタが社員食堂で健康的なメニューを提供している取り組みは映画化されるほど話題となり、同社は社食メニューを社員以外にも味わってもらおうと、平成24年に東京・丸の内で「タニタ食堂」の第1号店をオープン。11店舗目の今回はマンション併設店として全国初。大阪府内への出店も初めてという。
シャープが、太陽光パネルなど住宅に備えた発電機が生み出す直流(DC)の電気で動く「DC家電」の実用化に成功したと各紙が報じた。家電は、直流の電気を、住宅の配線を流れる交流(AC)電気に変換する必要がなく、変換時の電力ロスを抑えられる。「次世代の省エネ家電」として注目されており、シャープは年内に、世界初のDC対応のエアコンを発売する。
商社大手の豊田通商は、近畿大が養殖したクロマグロ「近大マグロ」の卵を人工孵化ふかさせて稚魚に育てる種苗センターを、長崎県五島市に開設したと各紙が報じた。近畿大と協力して既存の養殖施設と一体的に運用し、成魚を育てて採卵まで行う「完全養殖」に取り組む。同社は、クロマグロの完全養殖に世界で初めて成功した近畿大と2010年に事業提携。五島市に稚魚を幼魚に育てる「ツナドリーム五島」を開設した。
各紙によればシャープは、自社工場向けに研究した音声認識や無人搬送の技術を生かし、特注ロボットを本格的に売り始めると発表した。第1弾は接客ロボで、長崎県のテーマパーク「ハウステンボス」に開業した「変なホテル」へ納入した。接客する「ちゅーりーロボ」は高さ約30センチで、72の全客室のベッド横に置く。ハウステンボスのマスコットをかたどり、声で指示すると照明をつけたり、天気を案内したりする。荷物を客室へ運ぶ「ポーターロボット」2台も納めた。シャープは工場で家電製品などを造るため、人と機械の音声でのやりとりや自動の資材運搬などの「生産技術」を研究している。この技術を応用し、ハウステンボスとともに開発したという。