中国人民銀行(中央銀行)は25日、政策金利である基準貸出金利と預金金利をそれぞれ0.25%引き下げ、預金準備率を0.5%引き下げると発表したと各紙が報じた。預金準備率の低下により、中国経済へ6780億元(約13兆円)を供給する効果が生まれる。預金金利に課していた上限についても一部の廃止を決め、各行が預金獲得で競争できる余地を広げた。 1年物の基準貸出金利はこれまでの4.85%から4.6%、預金金利は2%から1.75%へ低下する。大手銀行の大半へ適用する預金準備率は18.5%から18%へ変更となる。
各紙によれば1日平均300万人が利用する国内有数のターミナル・新宿駅で、大規模なリニューアルが進んでいる。歌舞伎町や新宿アルタなどの商業施設が並ぶ東口と、高層ビルが林立する西口をつなぐ地下通路を広げ、行き来をしやすくすることが柱で、2020年の完成を目指している。一方、渋谷でも新たなランドマークとなるビルの建設計画が進んでいる。新宿と渋谷、ライバル同士ともいえる二つのエリアで、東京五輪に向けた再開発競争が熱を帯びてきたという。
各紙によれば千葉県成田市の公設卸売市場を拠点とし、成田国際空港から欧州連合(EU)や中東などへの国産農産物の輸出拡大を目指すプロジェクトが進んでいる。農水省の補助金交付が決まり、11月に、英ロンドンに野菜などを試験輸出することがわかった。昨年10月に発足した「成田市場輸出拠点化推進研究会(現・協議会)」が3月に構想をとりまとめ、補助金交付決定を受けて具体化を進めてきた。
TOTO(北九州市)は24日、本社・小倉第1工場で旧歴史資料館とショールームを集約した複合施設「TOTOミュージアム」を報道陣に公開したと各紙が報じた。創業期の衛生陶器や1980年に発売した温水洗浄便座「ウォシュレット」、最新製品を紹介している。オープンは28日で、入場は無料。2017年に迎える創立100周年の記念事業の一つ。初公開される展示品は、同社創立者の大倉和親が1914年に開発した日本初の腰掛け式水洗便器。ものづくりの原点で、当時の写真を元に復元した。