日産自動車は2月26日、同日開催の取締役会において最大4000億円の自己株式の取得を決議したと発表した。今回の自己株式の取得は株主還元の一環として実施され、最大3億株もしくは4000億円を上限として同社普通株式を取得する。取得期間は2月29日~12月22日の予定。1月31日時点の自己株式の保有状況は、発行済株式総数(自己株式を除く)が44億9074万7568株、自己株式数は2996万7544株となる。今回の自己株式取得でルノーによる株式の保有比率に実質的な変更はなく、アライアンスの統治に関しても影響を及ぼすものではないとしている。
福岡、親和、熊本の3銀行を傘下に置く九州の最大地銀グループ、ふくおかフィナンシャルグループ(FFG、福岡市)と、長崎県を地盤とする十八銀行(長崎市)が、2017年4月をめどに経営統合する方針を固めたことが分かった。十八銀行はFFG傘下に入り、18年4月をめどに親和銀行(長崎県佐世保市)と合併する方向で調整する。
日本農業新聞によれば、米の消費減少に歯止めがかからない中、冷凍チャーハンに注目が集まっている。製造技術が向上し、外食店が出す“ぱらぱら”な本格的なチャーハンを、電子レンジで簡単に味わえるためだ。市場規模は推定約300億円(メーカー調べ)。各メーカーは調理の時短化や簡便化が一層進むとみて、新商品の投入や商品刷新を急ぐ。
シャープの高橋興三社長は26日、鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘会長と中国で会談した。鴻海によるシャープ支援では、将来返済義務が発生する恐れのある「偶発債務」を巡って鴻海が支援契約の締結を保留している。鴻海がリスクを精査する時間が必要になったため、両者は今月29日としていた交渉期限を延長することで合意した。契約締結は3月上旬にずれ込む見通しだ。