熊本地震による農林水産関係の被害額は、1022億円に上ることが1日、熊本県の試算で明らかになった。被害は、特産のスイカ栽培や畜産業を始め、ため池や漁港の損傷など広い分野に及んでいる。県内での農林水産関係の被害額としては、これまでで最大となり、1995年の阪神大震災での被害額(900億円)も上回った。
三菱重工業は29日、ドイツのクルーズ会社に引き渡した大型客船「アイーダ・プリマ」を現地で披露した。建造中に3度火災が起きるなどして納入が1年遅れたが、30日から初のクルーズに出る。ハンブルク港内に停泊した客船で開かれた式典には、三菱重工の取引先ら約300人が参加した。宮永俊一社長は「長崎でつくられたアイーダ・プリマの出発を祝えることを光栄に思う」とあいさつした。
三菱自動車が燃費データ不正問題により、岡山県倉敷市の水島製作所での軽自動車の生産を停止したことで、約7800社とされる下請け企業への影響が懸念されている。すでに県内では操業停止に踏み切る取引先が出始めた。三菱自の従業員約1300人も自宅待機が続いており、地域経済や雇用への打撃は避けられない状況だ。岡山県は28日、商工団体や金融機関を集めた対策会議を開催。聞き取り調査の結果、15社が工場の一部や全体の操業を停止していることが分かった。
パイオニアの中国現地法人である先鋒電子は、蘇州清研微視電子科技(以下、清研微視)と共同で、ドライバーの眠気を検知する「眠気検知ユニット」を開発した。眠気検知ユニットは、パイオニアのハードウェア開発技術と、清研微視の画像認識技術や眠気検知アルゴリズムを組み合わせて開発された。ステアリングの状況を踏まえてドライバーの状態を数値化し、ドライバーの眠気を検出する。