東西の2大テーマパークの2015年度の入園者数が1日発表された。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは1390万人と5年連続で増え、前年度に続いて過去最高。一方、東京ディズニーリゾートは前年度比3.8%減の3019万1千人だった。USJは前年度より120万人増えた。14年にオープンした映画「ハリー・ポッター」がテーマの新エリアは、施設の改良で人気を保った。アニメの期間限定イベントも集客に貢献し、関西空港に発着する格安航空会社の相次ぐ就航も追い風となったという。
日銀が1日発表した3月の企業短期経済観測調査(短観)は、大企業の製造業と非製造業、中小企業の製造業と非製造業の景況感がいずれも悪化した。4つがそろって悪化するのは、消費税率を8%に引き上げた直後の2014年6月調査以来。安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」が目指す経済の好循環は足踏み感が強まっており、日銀の追加金融緩和や消費税再増税の先送りを求める声が高まりそうだ。
平成27年度の国内新車販売台数(軽自動車を含む)は前年度比6.8%減の493万7734台で、東日本大震災後の23年度以来、4年ぶりに500万台を下回った。消費税率8%への引き上げや27年4月の軽自動車税増税の前に起きた駆け込み需要の反動減が長引き、本格的な販売回復に至っていない。
台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業とシャープは2日、鴻海によるシャープ買収について正式契約を交わした。同日、両社で共同運営する堺ディスプレイプロダクト(堺市堺区)で会見を開いた。鴻海の郭台銘会長は「シャープを変化させる触媒となり新しい成長にもっていく」と強調。ディスプレー技術や、モノのインターネット(IoT)技術を使った次世代住宅の開発に投資していく方針を示した。