2月の家計調査(速報)によると、2人以上の世帯が使ったお金は、うるう年で前年より1日多かった日数を調整し、物価変動の影響をのぞいた実質でみて、前年2月より1.5%減った。事実上、6カ月連続で消費が減っていた。総務省は消費の基調判断を「弱い動き」で据え置いた。支出の内訳をみると、暖冬の影響が目立つ。ガス代や電気代などの光熱・水道は3.5%減り、セーターなどが売れず洋服・靴は8.9%減少。エアコンなどが低調で家具・家事用品も8.9%減った。
JR北海道は28日、開業2日間(26、27日)の北海道新幹線(新函館北斗―新青森)の乗車実績を公表した。26日は約1万4200人で乗車率は約61%。前年同期の在来線特急と比べ3.3倍増えた。27日は約8700人で同2.1倍増。乗車率は約37%だった。
29日、総務省が発表した2月の完全失業率(季節調整値)は3.3%で1月(3.2%)から悪化した。厚生労働省が発表した同月の有効求人倍率(季節調整値)は1.28倍と前月から横ばいだった。季節調整値で見た2月の就業者は前月比58万人減の6400万人となり、3カ月ぶりに減少した。一方、完全失業者は4万人増の216万人で、2カ月ぶりに増加。非労働力人口は同47万人増の4455万人となり、3カ月ぶりに増加した。
自動車部品大手のデンソーは25日、トラック用冷凍機を製造する合弁会社を中国広東省で新たに設立したと発表した。中国では温度管理を施した流通網の需要が高まり、市場拡大が見込めるため。5月から生産を始め、2018年度までに売上高40億円を目指す。