内閣府が発表した1月の機械受注統計によると、民間設備投資の先行指標となる「船舶・電力を除く民需」は、9,347億円と、前の月に比べ、15.0%増えた。「鉄鋼業」や「窯業・土石製品」、「不動産業」などが大きく伸びたことなどから、比較可能な2005年4月以降では、最大の伸び率となる。(船舶・電力を除く)非製造業が1.0%増にとどまった一方、製造業は、41.2%伸びている。内閣府は、基調判断を「持ち直しの動きがみられる」に据え置いた。
ホンダは前輪駆動車(FF)向けで世界初の10速AT(自動変速機)を開発した。現在、主流の6速ATに比べてきめ細かな変速によってエンジンを効率が良い回転数で運用でき、燃費は6%以上改善する。北米を中心として大型車に搭載する見込みだ。
IHIと日揮、ジャパンマリンユナイテッド(東京)の3社が、共同出資しているブラジル最大級の造船会社アトランチコスル(EAS)への出資を全て引き揚げ、現地での造船から撤退することが12日、明らかになった。国営石油会社ペトロブラスで発覚した汚職事件の影響で工事代金の入金が滞るなど、EASには多額の損失が発生していた。日本の造船大手は、中国や韓国のライバル企業との競争激化を受け、海洋資源開発船に力を入れるブラジルの造船所に相次ぎ出資、船の建造を進めてきた。