三菱航空機は11日、開発を進めている国産初のジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」について、スウェーデンの旅客機リース会社「ROCKTON(ロックトン)」から最大20機を受注することで合意したと発表した。欧州での受注は初めて。欧州は米国に次ぐ巨大市場で、今後の営業活動に弾みがつきそうだ。11日に英国で開幕した世界最大の航空見本市「ファンボロー航空ショー」で、三菱航空機の森本浩通社長が発表した。MRJはこれまで日本、米国、アジアで合計427機を受注しており、累計の受注は447機となった。
ディー・エヌ・エー(DeNA)は7日、国内初の無人運転バス「EZ10 ロボットシャトル」を都内で発表した。8月からイオンモール幕張新都心(千葉市)に隣接する豊砂公園の敷地内で運行を開始する。EZ10は、フランスの自動運転ソフトウエア会社イージーマイルとの提携により、開発された。電気だけで走り、最高時速は40キロメートル。最大12人が乗車でき、車いすなどにも対応。
オリックスが、米国の資産運用会社ボストン・フィナンシャル・インベストメント・マネジメント(BFIM)を数百億円で買収したとロイター通信が報じた。BFIMの預かり資産管理残高は、2015年末時点で約78億ドル(約7800億円)という。オリックスは海外の資産運用事業を強化し、手数料収入を拡大する考えだ。オリックスは13年にもオランダの大手銀行ラボバンク傘下だった大手資産運用会社のロベコグループを買収している。
ダイキン工業は8日、ルームエアコンの7月の生産台数について、すでに猛暑が続き足元の販売が好調なため、当初計画より4割増産していることを明らかにした。国内分を一括して出荷する滋賀製作所(草津市)で、休日も設備をフル稼働して不足分を補う。同社によると、7月に入って気温が35度以上の猛暑日が各地で続いた影響で、ルームエアコンの初週の売り上げは前年同期の2倍に達したという。