旧正月にあたる春節の1週間前にあたる3日は、春節の始まり「小年」です。同日の高速道路などの陸上交通や海上交通の利用者は8820万5000人にのぼり、ピークを迎えました。

交通輸送部道路輸送網モニターセンターによりますと、全国の高速道路や省の幹線道路はスムーズで、華北地域が雪のため、山西省や河北省の一部のエリアが影響を受けている。また、このほど河南省で発生した高速道路での爆発事故に対する処理がほぼ終わり、河南省と陝西省の交通も正常に戻りつつある、ということです。

中国共産党中央の習近平総書記は3日、甘粛省定西市で現地の人々を見舞い、巳年の祝福を送りました。

2月3日は中国で「小年」と言われる旧暦の12月23日にあたります。習近平総書記は定西市を訪れ、住民らが半世紀余りの間期待してきた給水プロジェクトの工事現場やジャガイモの原種温室を視察したほか、山村の貧しい農家を見舞い、住民に祝福を送りました。

福岡駐在の中国総領事館によりますと、2日に日本側に拿捕された中国籍の漁船「琼洋浦F8139」号と逮捕された全ての船員が釈放され、帰国の途についたことが3日明らかになりました。

2日午前、中国籍の漁船「琼洋浦F8139」号は、沖縄県宮古島付近の日本の排他的経済水域内で違法にサンゴを収集した疑いがあるとして、日本の海上保安庁に拿捕されたということです。船長を含め13人が乗船しており、船員はいずれも中国籍です。逮捕直後、船長と2人の船員は宮古島に移送され取り調べを受けていましたが、ほかの船員と漁船は宮古島付近の海域で停泊していました。

2日昼ごろ、日本側が福岡駐在の中国総領事館に通報しました。中国総領事館は直ちに責任者を派遣し、情報を確認した上で、中国人船員の安全と基本的な生活を保障するよう日本側に求め、対応しました。

3日夜、関連手続きを済ませた後に、日本側が「琼洋浦F8139」号と全ての船員を釈放し、現在帰国中だということです。

このところ、中国の小品（コント）界の第一人者・趙本山氏が春節聯歓晩会（中国の春節前日に開催される旧正月年越しカウントダウンイベント）を辞退したことが話題になっています。そして31日、趙本山氏は番組の収録中に、小品界からの引退を発表しました。すでに収録を終えたネタ以外は、今後一切小品の舞台に上がらないとしており、今後は自身が立ち上げた本山伝媒集団が制作するドラマや映画などに力を入れるということです。

趙本山氏は、「春節聯歓晩会への出演はプレッシャーだった。毎年楽しい年越ではなかったが、21年のキャリアで得たものは大きい」と話しました。