台南市当局の18日の発表によりますと、このほど救助隊は、維冠金龍ビルの倒壊により行方不明になっていた32歳の女性林函霏さんの遺体を発見しました。これで地震による犠牲者の数は117人となったことが明らかになりました。

関係者によりますと、林さんはビルの住民ではありませんでしたが、ビル周辺で休憩したり、出入りすりする姿が目撃されていました。前回の捜査活動で林さんの行方が掴めなかったことから、救援指揮センターは林さんの家族と相談し、林さんをこの地震で行方が分からなくなった最後の1人としていました。

警察は失踪者として捜索を行い、監視カメラの映像から林さんは地震の前日の夜にビル周辺で買い物をしていたことが分かり、地震当時の居場所を特定しました。この情報に基づき改めて現場を捜索したところ、18日に遺体が発見されたということです。

商務省外資局の関係者によりますと、1月のサービス業における外資実際利用額が596億元で、昨年同期に比べて5.7%増加し、外資利用額の67.6%を占めているとしています。そのうち、ハイテクサービス業の外資実際利用額は72億元で、昨年同期より123.45％増えたということです。

商務省のデータによりますと、アメリカ、ＥＵ、日本が中国に対する投資額が大幅に増加し、それぞれ463.6%、30.9%と22.8%に増えたということです。（

輸出額は1兆1400億元、輸入額は7375億4000万元で、昨年同期より6.6％と14.4％それぞれ下がり、貿易黒字は4062億元となり、昨年より12.2％増えました。

中国のEU、アメリカ、ASEAN、日本などの主要市場に対する輸出入額はそれぞれ9.9％、9.9％、10.8％、6％下がりました。電気機械製品、服装などの労働集約型製品の輸出額も下がりました。一方、砂鉄、石油製品などの大口商品の輸入量が増えたのに対し、原油、石炭、食料などの輸入量が減り、主要輸入商品の価格が下がったということです。

中国税関総署がまとめた1月の中国対外貿易輸出先行指数は昨年12月より0.5増加して31.7となり、2015年2月以来の初成長となりました。

北京と河北省の張家口市が2022年冬季五輪招致に成功したことから、中国では氷雪観光がブームになりつつあります。特に今年の春節連休中、氷雪をテーマにした観光祭が各地で賑わいました。

中国国家観光局の最新データによりますと、春節の7連休（2月7日-13日）、北京では様々な氷雪祭が開催され、スキー場の入場者数は前年の同じ時期に比べ8.6％増の8万4千人に上りました。一方、2022年冬季五輪の競技場である河北省の崇礼では、春節7連休の観光客の数は、前年同期に比べ26％増の延べ53万2千人に達し、4億元以上の観光収入を上げたということです。また、崇礼の総人口は12万6千人で、そのうち2万人近くがスキーや関連産業に携わっているということです。

さらに、西北部の新疆ウイグル自治区では春節連休中、様々な氷雪祭が行われ、多くのスキー場はほぼ満員となり、旅行会社が対応する観光客の数は前年の同じ時期より7倍にも増えました。東北部の黒龍江省でも、氷雪観光の景勝地を訪れた観光客は、前年の同じ時期より6～9割ほど伸び、観光収入は87％から127％も増えたということです。