川崎市幸区の有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」で2014年11~12月、入所者の男女3人(80~90歳代)が相次いで転落死した問題で、神奈川県警は15日深夜、同施設の元職員今井隼人容疑者(23)を、3人のうち1人に対する殺人容疑で逮捕した。捜査関係者によると、今井容疑者は14年11月3日深夜から4日未明の間に、同施設に入所していた丑沢民雄さん(当時87歳)を同施設4階のベランダから投げ落とし、殺害した疑い。
原子力規制委員会は15日、東京電力福島第一原発の汚染水対策の凍土壁について、条件付きで凍結開始を認める方針を決めた。汚染水が漏れ出すおそれを避けるため、海側の壁だけを凍らせる「部分凍結」とした。これで運用開始のめどがついたが、建屋への地下水流入を減らすという当初の目的からは後退する。凍土壁は1~4号機の建屋を長さ1500メートルの「氷の壁」で取り囲み、地下水を遮断する計画。
地方創生に取り組む若手知事12人でつくる「日本創生のための将来世代応援知事同盟」は14日、地方への移住や結婚、子育てを応援するイベントを東京都内で開催した。地方暮らしの魅力をアピールし、東京一極集中の是正を目指す共同宣言を発表した。イベントには、北海道出身の藤本美貴さんや岡山県出身のMEGUMIさんといった子育て中の女性タレントも参加。地方の子育て環境などについて意見交換した。
国立感染症研究所(感染研)は15日、インフルエンザの流行が全国的に警報レベルに達したと発表した。感染研によると、全国約5千カ所の定点医療機関から直近の1週間(1~7日)に報告されたインフルエンザの患者数が、1医療機関あたり34.66人となり、警報レベルの「30人」を超えた。全国の患者数は推計で約164万人で、前週(1月25~31日)と比べ約57万人増えた。年齢別では5~9歳が約40万人と最も多かった。
東日本大震災で被害が大きかった岩手、宮城、福島3県の沿岸部を中心とした42市町村のうち、36市町村で震災後に人口が減り、この5年の減少数が計15万6182人に上ることがわかった。減少率は15.6%で、人口減少社会を迎えた日本が30年かけて至ると見込まれる水準まで一気に減った形だ。