養殖した成魚の卵を人工的にふ化させて成魚まで育てる「完全養殖」のクロマグロ市場に、水産大手の進出が相次いでいる。すでに商業化しているマルハニチロに続き、この冬は極洋が初出荷。日本水産も2017年度内を予定する。18年から罰則付きの漁獲規制が導入されたこともあり、安定供給が期待できる完全養殖に注目が高まっている。
2017年(1-12月)の「太陽光関連事業者」倒産が過去最多を更新した。倒産件数は88件(前年比35.4%増)で、調査を開始した2000年以降で最多だった2016年の65件を大きく上回った。過去最多の更新は3年連続で、太陽光関連業界の落ち込みを示す結果となった。負債総額は285億1700万円(同17.6%増)で、4年連続で前年を上回った。負債総額は2015年に200億円台に乗せたが、2017年は負債10億円以上の倒産が6件(前年3件)と倍増し膨らんだ。
昨年秋の天候不順が尾を引き、葉物野菜やダイコンが平年の2倍以上に値上がりしている。2月以降に出回るものはおおむね生育が順調で価格も戻りそうだが、ハクサイの影響は長引いて3月中旬ごろまで値下がりが見込みにくいという。鍋物が恋しくなる季節に家計の痛手は続きそうだ。