大林組は23日、リニア中央新幹線の建設工事を巡る談合事件で、白石達社長(70)が3月1日付で引責辞任し、後任に蓮輪賢治・専務執行役員(64)が昇格すると発表した。トップの交代で法令順守の姿勢を明確にする。また、リニア中央新幹線の建設工事などの土木部門を担当していた土屋幸三郎副社長(66)も23日付で辞任した。
パイロット不足で旅客機が飛ばせない「2030年問題」を前に、国土交通省が対策に追われている。バブル期に採用されたパイロットが30年代に大量定年を迎えるからだ。国が唯一パイロットを養成するために運営する航空大学校(宮崎市)の18年度の定員を本年度の1.5倍となる108人に増やすほか、ベテランの元自衛官を即戦力パイロットとして活用しやすくする仕組みも新たに導入する
スーパーコンピューターの開発を手がけるベンチャー企業「ペジーコンピューティング」を巡る助成金詐欺事件で、同社の所得を隠し法人税約2億円を脱税した疑いが強まったとして、東京地検特捜部は24日にも社長の斉藤元章被告(50)=詐欺罪で起訴=を法人税法違反容疑で再逮捕する方針を固めた模様だ。斉藤被告は昨年12月5日、「新エネルギー・産業技術総合開発機構」(経済産業省所管、NEDO)から助成金約4億3100万円をだまし取ったとして詐欺容疑で逮捕。今月4日にはNEDOの別の助成金約1億9100万円をだまし取ったとして新たな詐欺容疑で再逮捕されていた。
財務省が24日発表した2017年の貿易統計速報によると、対米国の貿易収支は7兆356億円の黒字だった。自動車関連の輸出が伸び、2年ぶりに黒字幅が拡大した。トランプ大統領はこれまで貿易分野で日本との対立を避けてきたが、今秋の中間選挙を控え、圧力が強まる可能性がある。