米カジノ大手MGMリゾーツ・インターナショナルのジェームス・ムーレン会長兼最高経営責任者(CEO)は6日、大阪市内で事業説明会を開き、日本国内での展開を目指すカジノを含めた統合型リゾート(IR)について「大阪(進出)を強く考えている」と語り、大阪府・市が誘致を目指す大阪湾の人工島・夢洲を最有力候補地にしていることを明らかにした。また、日本の美意識や感性を理解し、豊かな伝統、芸術、食文化も尊重するとして、「日本独自のIRをつくりたい」と述べた。
ソフトバンクグループ(SBG)は7日、通信事業子会社ソフトバンク(SB)の上場準備を始めたと発表した。SBGが世界規模で投資を進める一方、SBを通信事業分野の中核企業にすることで、それぞれ役割を明確化する狙い。SBGの孫正義会長(兼社長)は、“親子上場”の根底には「群戦略」という20年間描き続けた考えがあると話す。
王子ホールディングス(HD)と三菱製紙は6日開いた両社の取締役会で、経営強化に向けて資本業務提携を結ぶことを決議した。王子HDが三菱紙の第三者割当増資により1048万株を1株726円で引き受けるほか、金融機関などが持つ同社株を取得し、三菱紙の議決権33%を保有する筆頭株主になる。両社はこれまでも情報用紙分野や共同バイオマス発電事業の立ち上げなどの業務提携を推進してきた。