ジャパンディスプレイ(JDI)が14日発表した2017年4~12月期連結決算は、1006億円の純損失となった。主要顧客の米アップルが昨年発売した「iPhone」の一部に、JDIの液晶ではなく他社の有機EL(エレクトロルミネッセンス)が採用されたことなどが響き、赤字幅が拡大した。
東芝は14日の取締役会で、元三井住友銀行副頭取で英投資ファンド、CVCキャピタル・パートナーズ日本法人会長を務める車谷暢昭氏(60)を会長兼最高経営責任者(CEO)に迎える人事を決めた。債務超過解消のメドが立ったことで危機的状況を脱し、焦点は稼ぎ頭の半導体メモリ子会社「東芝メモリ」の売却後に、収益力をどう高めるかに移っている。東芝は車谷氏を招いた新体制で、新たな成長戦略を探ることになる。
約580億円相当の仮想通貨「NEM(ネム)」が仮想通貨交換業者コインチェックから流出した問題で、流出したネムの一部を、日本人男性が「ダーク(闇)ウェブ」と呼ばれる匿名性の高いインターネット空間で別の仮想通貨と交換していたことが10日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁サイバー犯罪対策課は9日までに、国内で男性から詳しい経緯などに関して任意で事情を聴いた。
農水省は、鹿やイノシシなど野生鳥獣の肉(ジビエ)について、利用量の調査結果を初めて公表した。2016年度の利用量は1283トン。獣種は鹿が最も多く、北海道での利用が最多だった。政府は調査結果を基に課題を洗い出し、19年度までに利用量を倍増させる方針だ。政府は17年、深刻な農作物被害の削減につなげるためジビエ利用量を増やし、19年度には倍増させる目標を打ち出した。