NTTドコモは11日、景観に配慮しながらネットワークを構築できるマンホール型の基地局を開発したと発表した。景勝地などアンテナ設置に適さない場所でもエリア化が可能となる。ドコモによると、マンホール型基地局は海外ではスイスコム(SCMN.S)での導入例があるが、国内では初めてという。基地局は深さ70センチメートル、直径70センチメートルのマンホールの中に収容する。1つの基地局で半径90メートルをカバーできる。
イオンが11日発表した2018年2月期連結決算は、本業のもうけを示す営業利益が前期比13.8%増の2102億円と、6年ぶりに過去最高を更新した。消費者の根強い節約志向を捉えた継続的な値下げが業績を押し上げた。売上高にあたる営業収益は、2.2%増の8兆3900億円、最終利益は約2.2倍の245億円だった。主力の総合スーパー(GMS)事業で営業利益が大幅に伸びた。自主企画商品の食品や日用品などを値下げした結果、PBの売り上げが約1割増えた。
経済産業省は、自動車などの新たな開発手法「モデルベース開発(MBD)」を普及させるため、導入用の指針と準拠モデルを継続的に管理・拡充する仕組みを2020年までに構築する。自動車や自動車部品メーカーが参画する運営主体の設置を目指す。18―20年度に予定する補助金事業が終了した後も、民間主導で指針などが運用され、サプライチェーン全体へMBDが浸透するよう促す。
安倍内閣は9日夕、日本銀行の黒田東彦総裁を再任した。任期は2023年4月までの5年間。黒田氏は、「アベノミクス」を掲げる安倍内閣の下で13年3月に就任。同4月に大規模な金融緩和「異次元緩和」を始めた。5年を超えて総裁を務めるのは、山際正道氏(1956~1964年)以来約60年ぶり。黒田氏を補佐する副総裁には先月、若田部昌澄早稲田大教授と雨宮正佳日銀理事が就いた。