主要20カ国・地域の財務相・中央銀行総裁会議は20日、トランプ米政権の保護主義政策に対する抑止策を見いだせないまま、2日間の日程を終えて閉幕した。議長国アルゼンチンのドゥホブネ財務相は閉幕後の記者会見で「(各国の立場に)差異がある」と協議が平行線をたどったことを認め、「G20には限界があることを認識しなければならない」と述べた。
三菱UFJ銀行と三井住友銀行、みずほフィナンシャルグループ(FG)の3メガバンクは、2019年4月入社の新卒採用数を今春より約3割減らす。長引く低金利で本業の貸し出しでもうけにくくなっているほか、情報技術(IT)の進展で必要な人員が減っているためだ。3メガの新卒採用は19年4月入社が2300人で、18年4月入社の3192人から892人減る。3メガは、安定性や給与の高さから長年就職活動でトップクラスの人気を集めて大量に採用をしてきた。16年4月入社では計5000人前後を採用して、わずか3年で半分以下に減ることになる。
ソフトバンクグループ(SBG、東京都港区)が東京国税局の税務調査を受け、2016年3月期までの4年間で約939億円の申告漏れを指摘されたことがわかった。買収した海外企業がタックスヘイブン(租税回避地)に持っていた子会社の所得について、SBGの所得と合算すべきだと判断されたという。追徴税額は過少申告加算税を含め約37億円で、すでに修正申告したという。
セブン-イレブン・ジャパンとJTBは18日、東京都内の一部セブン-イレブン店舗で、無人の民泊チェックイン機を6月15日から順次設置すると発表した。訪日外国人など民泊利用者は24時間いつでも本人認証と鍵の受け取りができる。民泊事業者のフロント業務を代行し、負担を軽減する。店舗の端末「セブンチェックイン機」で、宿泊予約番号の入力、宿泊名簿登録(氏名、住所など)に加え、パスポートの写真と本人の顔写真を撮影して本人認証する。