東芝は8日、エネルギー部門の社員を中心に1060人の早期退職を募集すると発表した。早期退職を含め、今後5年間でグループ全体の約5%に当たる7000人の人員を削減する。米液化天然ガス(LNG)事業の撤退や、英原発事業子会社の清算も決めた。
保育所の入所選考にAI技術を使い、わずか数秒で数千人規模の児童を各施設に割り当てる――富士通は12日、市町区村の役所など向けに保育所の入所選考業務を支援するソフトウェアの提供を始めた。自治体が定める入所選考基準と保護者の希望を基に、AIが保護者の優先順位に沿って児童を各保育所に割り当てる。これまで30以上の自治体で実証実験を行っており、2018年中に滋賀県大津市が導入する予定。
ソフトバンクグループの携帯電話子会社ソフトバンクは12日、東京証券取引所から上場の承認を受けたと発表した。上場予定日は12月19日。企業価値を示す時価総額は7兆1807億円と想定しており、初値ベースで7兆3395億円だった日本郵政に次ぐ約3年ぶりの大型上場案件となる。新規上場に伴う資金調達額は1987年のNTTを上回り、過去最大とみられる。
タイの首都バンコクに10日、「サイアム高島屋」がオープンした。タイには伊勢丹や東急といった日系百貨店が進出しているが、高島屋としては初。「日本の良いもの」をそろえた高級志向が売りで、富裕層を取り込む狙い。サイアム高島屋は、チャオプラヤ川岸の大型複合施設「アイコンサイアム」のショッピングモール内の計7階を占め、売り場面積は約2万5千平方メートル。約530のブランドを取り扱う。