ソフトバンクは19日、携帯端末の卸売事業大手の米ブライトスターを買収すると正式発表したと各紙が報じた。12月までに同社の株式の約57%を取得して子会社にし、最終的に約70%まで引き上げることで同社と合意した。投資額は約12億6000万ドル(約1234億円)となる。ブライトスターはメーカーから携帯端末を調達し、通信会社に販売する世界大手。ソフトバンクは卸売事業に参入するとともに、自社の端末調達コストの削減につながるとみている。
各紙によれば労働組合の中央組織・連合は、来春闘で企業の賃金体系全体を底上げするベースアップを5年ぶりに統一要求する方針を固めた。経営側が業績の回復を受けてベアを前向きに検討する意向を示したことに加え、物価の上昇も見込まれるためだ。19日、連合幹部が来春闘の闘争方針のもとになる「基本構想」について協議した。その結果、月例賃金のうち定期昇給分(2%程度)を確保したうえで、さらにベアとして1~2%程度の引き上げを要求する方向でおおむね一致。構想は、傘下の産業別労組の春闘方針の基礎となる。
JR北海道の安全管理部門を強化するため、JR東日本が社員10人程度を11月から1年間派遣することで、両社が最終調整に入ったことが20日、分かったと各紙が報じた。JR北海道の安全統括管理者である鉄道事業本部長を補佐する役職、保線や車両の技術部門を担当する課長級らがJR東日本から派遣される。期間は1年の予定だが、JR北海道側の改善状況によっては延長もあり得るという。
米グーグルが17日発表した2013年7~9月期決算は、売上高が前年同期比11.9%増の148億9300万ドル(約1兆4600億円)となり、これまでの最高を更新したと各紙が報じた。純利益は同36.5%増の29億7000万ドル(約2900億円)だった。スマートフォンやタブレット型多機能情報端末の普及を追い風に、ネット広告事業が好調だったためだ。ただ、スマホ製造のモトローラ部門は、営業利益の赤字が2億4800万ドル(約240億円)となり、前年同期の1億9200万ドルから拡大したという。