トヨタ自動車は9日、看板のハイブリッド車(HV)「プリウス」の新型車を発売した。6年半ぶりに全面改良した4代目プリウスの燃費は、最も良いモデルで世界最高のガソリン1リットルあたり40.8キロにした。事前に受け付けている予約は6万台に達しており、納車待ちが4カ月近い人気という。エンジンの燃焼効率をよくし、モーターを回す電気の損失を抑えることなどで、3代目よりも燃費を2割ほど改善した。
空気清浄機などの花粉症対策グッズの性能を評価する世界初の認証制度が誕生した。一定の性能を保証し、消費者にわかりやすくするねらいで、対策グッズを売る企業でつくる協議会が9日発表したと各紙が報じた。第1号として、三菱電機とダイキン工業の空気清浄機が認証を取った。日本電機工業会が定める空気清浄機の基準よりも、花粉に対する性能を厳しくした。6~8畳の空間で30分以内に花粉が持つ約1マイクロメートルのアレルギー物質を99%以上取れることが認証条件という。
経済産業省は7日、サイバーセキュリティー対策の専門家を認定する新たな国家資格をつくる方針を有識者会合に示した。サイバー攻撃や情報漏洩などに対応できる「プロ人材」を育てる狙いだ。早ければ2017年度にも新資格の試験を始める。
鍋物やおでんに欠かせない秋冬ダイコンの市場価格が、全国的な出荷量の増加で値崩れを起こしていると神戸新聞が報じた。原因は11月の記録的な暖かさと、平年を大幅に上回った降水量。急激に肥大したため、大きすぎて流通に適さないダイコンが続出。ダイコンの国指定産地、兵庫県たつの市御津町の「成山新田」では、自主廃棄する農家も出始めた。JA兵庫西などによると、サイズによっては採算割れとなる異例の値崩れとなったという。