トヨタ自動車は、水素をエネルギー源として活用し、二酸化炭素(CO2)の排出をゼロにする次世代生産ラインを開発する。実証試験を2020年に始める。燃料電池車(FCV)の開発を通じて技術を蓄積した水素発電と、太陽光発電などを組み合わせた「ハイブリッド工場」を、世界に広げたい考えだ。実証試験は、世界初の量産FCV「ミライ」を組み立てている元町工場(愛知県豊田市)で行う。
14日の東京株式市場は、海外株式市場の不安定な値動きや為替の円高進行を受けた売りが広がり、全面安となった。日経平均株価の下げ幅は一時前日比771円まで拡大し、取引時間中としては2015年9月29日以来ほぼ3カ月半ぶりに1万7000円を割り込む場面もあった。終値は474円68銭安の1万7240円95銭。
ビール国内首位のアサヒグループホールディングスが、欧州を代表する老舗ビールの買収に乗り出すことが8日、分かったと各紙が報じた。「ペローニ」(イタリア)と「グロールシュ」(オランダ)の2ブランドで、来週にも買収を正式に提案し、本格的な交渉が始まる見通しだ。買収額は4000億円規模になる可能性がある。手薄な欧州に新たな足場を築く狙いとみられる。海外の巨大メーカーによる寡占が進む世界のビール市場で、生き残りを図る。