本百貨店協会が19日発表した7月の全国百貨店売上高は、店舗数調整後で前年比0.11%減の5598億円と、5カ月連続でマイナスとなった。同協会によると、商品別ではクリアランスの前倒しを行った衣料品が前年に届かず厳しい結果に終わったという。一方、身の回り品は5カ月ぶり、雑貨は2カ月ぶりにプラスに転じた。訪日外国人向け売上高は、前年比21.0%減の146億3000万円。購買価格の下落が目立った。
くい打ちデータ偽装問題の発端となった横浜市都筑区の傾斜マンションについて、横浜市が建築基準法違反を認定する方針を固めたことが15日、分かった。事業主側の検証結果を精査した結果、傾いた棟は一部のくいが強固な地盤に到達していない施工不良のため、長期的に十分な支持力がなく、中規模地震で損傷する恐れがあると判断した。昨年10月の問題発覚以来、同法が定める耐震基準を満たしていない疑いが指摘されていた。
16日の外国為替市場は米国が早期に利上げに踏み切るとの見方が後退し、円高・ドル安が進んだ。ロンドン外国為替市場で円相場は一時、英国が欧州連合(EU)離脱を決めた6月24日以来の円高水準となる1ドル=99円台半ばをつけた。
トヨタ自動車がシリコンバレーに置いた研究開発部門Toyota Research Institute(TRI)がミシガン大学に、当初は向こう4年間で計2200万ドルの研究助成金を提供する。これより前の今年の4月には、TRIの三つめの研究施設が同大学内にオープンしている。資金の用途は人工知能の研究とされ、すでに同様の投資がTRIのパロアルト本部に近いスタンフォード大学と、ケンブリッジのマサチューセッツ工科大学(MIT)に対しても行われており、それぞれ研究に関する合意が形成されている。