消費者金融など貸金業者に対する規制を強化する改正貸金業法が成立してから13日で10年。貸出金利の上限引き下げや融資額の規制が実施された結果、無担保の消費者向け貸付残高は2015年度末で4兆4438億円と、06年度末に比べ約4分の1に激減した。中小業者の淘汰が進み、大手がメガバンクの傘下に入るなど、業界の様相は一変した。 経営環境の激変を受け、06年度末に1万1832社を数えた全国の貸金業者は、15年度末で1926社と6分の1以下にまで減少した。
経済産業省や経団連、小売り、旅行などの業界団体でつくるプレミアムフライデー推進協議会は12日、初会合を開き、毎月末の金曜に消費活動を促す「プレミアムフライデー」を来年2月24日から実施すると決めた。買い物しやすいように従業員の終業時刻を早める取り組みも進めるという。プレミアムフライデーは、各地のショッピングセンターや商店街などにイベントやキャンペーンを企画してもらい、買い物や外食、旅行など幅広い分野の消費を喚起するのがねらい。主導する経産省は広告費などとして、2016年度の補正予算に2億円を計上。協議会では今後、月末の金曜日は従業員が午後3時をめどに退社できるよう企業に働きかける方針だ。
テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」を運営するユー・エス・ジェイは12日、任天堂のキャラクター「スーパーマリオ」の世界観をテーマにしたエリア「SUPER NINTENDO WORLD」を、2020年の東京五輪前にオープンすると発表した。500億円以上を投じ、ライドやショップ、レストランも含む巨大複合エリアを建設するという。
大林組は建設現場にサイバーダインのロボットスーツ「HAL作業支援用(腰タイプ)」を導入する。これまで操作性などを実証し、重量物を運ぶ時の腰への負担軽減や作業効率の向上などを確認した。2016年度末までに10台を全国の本・支店に導入し、17年度以降にさらに台数を増やす。技能労働者の担い手不足が問題になる中、現場作業の負担軽減や生産性向上につなげる。