JTBは5日、年末年始(12月23日~1月3日)の旅行動向調査の結果を発表した。海外旅行者数は昨シーズン比3.4%増の64万6千人と、3年ぶりにプラスとなる。一方、国内旅行者数は2930万人と2.2%減る見込み。海外旅行は航空会社の燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)が4月以降ゼロとなっており、「ここ数年の円安で旅行を控えていた人たちの潜在需要が現れた」(広報)ようだ。
日産自動車は5日、自動運転技術を活用した無人搬送システム「インテリジェント・ビークル・トーイング」を開発し、同社の追浜工場(神奈川県横須賀市)に導入したと発表した。電気自動車の『リーフ』をベースにした自動運転技術搭載のけん引車が、完成車3台を搭載できる台車を引っ張って無人で自動走行する。生産した車両を工場から敷地内の専用ふ頭のヤードまで約1.4kmの距離を運んでいる。
住友林業と住友共同電力は1日、両社が合弁で設立した紋別バイオマス発電が運営する「紋別バイオマス発電所」が営業運転を開始したと発表した。同発電所は、オホーツク地域の未利用木材を主燃料とした発電規模50MWの大型バイオマス発電施設。
PDエアロスペースとエイチ・アイ・エス、ANAホールディングスの3社は12月1日、民間主導による宇宙機開発を行うことに合意し、宇宙旅行をはじめとする宇宙輸送の事業化に向けて、10月28日に資本提携をしたことを発表。2023年12月までには商用運航開始を目指している。PDエアロスペースは、低コストで利便性の高い宇宙輸送インフラの構築に向けて事業展開しており、現在、世界初となるジェットエンジンとロケットエンジンを切り替えることのできる次世代エンジンと、完全再使用型弾道宇宙往還機を開発中。