いわき市が“復興のシンボル“として海沿いに整備を進めている延長約53キロの自転車道「サイクリングロード海岸線ルート」について、双葉郡の広野、楢葉両町まで延伸させる計画が浮上、3市町が協議を始めていると福島民友新聞が報じた。自転車道という一本の線によって浜通り南部の地域資源一つ一つが面的につながれば、広域観光のツールとなり、観光面の風評払拭や経済活動の活発化などの効果が見込まれる。
会津若松市の会津武家屋敷は23日まで、「会津武家屋敷菊まつり」を開いており、色彩豊かな菊の花が会場を彩っていると福島民友新聞が報じた。同館が毎年開催している菊まつりで、27回目。同館の家老屋敷には三本盆養や懸崖、笠菊など12種、約800鉢の作品が並び、来場者の目を引いている。
県は19日、米ニューヨークで日本酒をはじめ県産食材の魅力を発信する交流レセプションを開いた。県内9蔵元が用意した酒が現地の高い評価を受け、関係者は販路拡大への手応えをつかんだ。ニューヨーク中心部の老舗ホテルで開かれた「ふくしまから感謝の夕べ」。酒に加え、福島牛やそばなどの県産食材、いかにんじんやニシンの山椒漬けなどの郷土料理が振る舞われた。
土木学会は16日、歴史的土木構造物の保存を目的に選定する本年度の選奨土木遺産を決めた。本県からは、明治、大正期の多様な鉄道橋や駅舎などを有する「磐越西線鉄道施設群」(福島、新潟両県)が選ばれた。磐越西線は、郡山市のJR郡山駅から会津若松駅を経て新潟県を結ぶ鉄道路線で、2014(平成26)年には全線開通から100年を迎えた。住民生活や会津地方の観光を支えている。