北京鉄道局、済南鉄道局、上海鉄道局はこのほど、北京・上海間の鉄道沿線で、火災対策や旅客の避難、列車の故障など、32項目の応急処置演習を行いました。

鉄道部が7日伝えたところによりますと、北京鉄道局の演習地点は北京に16.915キロ離れた北京・上海間高速鉄道に位置しており、「旅客」として演習に参加したのは、すべて鉄道関係の職員だということです。

北京鉄道局の演習内容は、列車が止まった後、火災を処理し、旅客を非難させ、故障箇所を修理することです。上海鉄道局の演習は列車の故障や旅客の避難など12項目です。また、済南鉄道局は切れたレールへの応急処置や列車の停電対策など突発事件に関する演習も行いました。

これまでの4日間、中国の南方では局地的に大雨となり、1ヶ月あまり続いた深刻な干ばつが緩和されました。

新しい統計データによりますと、6月6日までに、長江中流と下流の江西省、湖北省、湖南省などの5つの省の干ばつ面積は3日前に比べ、およそ150万ヘクタール減少し、干ばつによる飲料不足に、悩まされていた人の数も減ったということです。

一方、持続的な大雨により、湖南省、貴州省などでは洪水被害も出ています。中央気象局の予測によりますと、南方地域では、今後2日間雨が続く見込みです。

張業遂大使は「中国は一貫してOASが地域の平和、安定と発展のために払った努力を支持する。中国は各種の資源を利用して、中米諸国の災害防止、南米諸国の水資源管理などのプロジェクトを支援する。また、奨学金と人材の育成などの人的資源分野の協力を推進し、中国とOASメンバー国との交流を推進していく｣と述べました。

キューバを訪問中の中国の習近平国家副主席は現地時間の5日に、ハバナで、キューバ国家評議会のラウル・カストロ議長と会談し、「双方はチャンスをつかみ、共に努力して、両国の互恵友好協力を新しい段階に推進していくべきだ」と述べました。

習近平副主席は、「キューバはラテンアメリカにおいて、中国と国交を樹立した最初の国だ。両国関係の長期的な発展を好ましく思っている。両国関係はすでに中国と発展途上国の協力のモデルとなっている。両国は戦略的高みや、長期的な角度から両国関係を考慮し、推進する必要がある。絶えず共通認識を達成し、貿易往来、文化、教育の分野における協力および青年の友好交流を促進し、両国の友好を世代に受け継いでいくべきだ。中国はキューバと共に、国連など重要な国際機関および多国間システムにおいて、密接な意思の疎通を保ち、国連および安保理の改革、気候変動など重要な国際問題において、協調を強化し、両国、および広大な発展途上国の利益を共に維持していきたい」と述べました。

ラウル・カストロ議長は、「両国の共産党と両国関係は重要な時期にある。習近平副主席の訪問は、両国関係の全面的な発展を大きく推進していくだろう。キューバは中国と共に、国を治め、行政を管理し、党建設についての経験交流をいっそう強めていく。そして互いに学び合い、鑑みにして、各自の国の発展を推進していくつもりだ」と述べました。