海外からの留学生が増えるなか、法務省は10月から、「日本語学校」の設置基準を厳しくする。留学を名目とした就労目的の来日を防ぐのが狙いで、留学生が学業に専念できるよう、1年間を通じて授業を開講することを義務づける規定などを新設する。日本語学校は大学や専門学校と異なり、法務省が定めた授業時間などの基準を満たせば学校法人だけでなく、企業や個人でも開校できる。
防衛省は31日、2019年度予算の概算要求を発表した。総額は過去最大の5兆2986億円で、18年度当初予算比2.1%の伸び。要求増は7年連続。北朝鮮の弾道ミサイル発射に備え、引き続き迎撃態勢の強化を図る。陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の本体2基の導入費など関連経費に2352億円を計上した。防衛省は当初、陸上イージスの本体価格について2基で約2679億円と公表していた。しかし、弾道ミサイルより低空を飛ぶ巡航ミサイルの迎撃機能導入を取りやめたり、為替レートを見直したりするなどして、関連経費を300億円以上減額して計上することとした。
「防災の日」の9月1日、政府は、安倍首相と全ての閣僚が参加して大規模な防災訓練を行った。訓練は午前7時すぎに、和歌山県南方沖を震源とするマグニチュード9.1の、いわゆる「南海トラフ地震」が発生したとの想定で行われた。安倍首相と閣僚は、訓練のため歩いて首相官邸に集まった。午前8時すぎからは緊急の災害対策会議を開き、大きな被害が発生したという想定の宮崎県とテレビ電話でつなぎ、河野知事から救助部隊の早急な派遣要請などを受けた。
家具大手のイケア・ジャパン(千葉県船橋市)は29日、プラスチック製ストローを廃止すると発表した。2020年までに使い捨てプラ製品の国内販売を取りやめ、ストローは紙製での代替を検討する。プラ製ストロー廃止の動きが国内でも広がりつつある。廃止するプラ製品は、ストローのほか、ゴミ袋、フリーザーバッグ、ペット用トイレバッグ、製氷バッグ。