新潮社は25日、LGBT(性的少数者)に関する論文掲載をめぐり批判を集めていた月刊誌「新潮45」を既刊の10月号までで休刊すると発表した。数年来の発行部数低迷を受け、「編集上の無理が生じ、企画の厳密な吟味や十分な原稿チェックがおろそかになった」ことを背景に挙げている。同誌は8月号の特集で、杉田水脈衆院議員の論文を掲載。LGBTの人々には「生産性がない」などとした点が批判を浴びながら、10月号で「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」と杉田氏を擁護する特集を改めて掲載。
四国電力伊方原発3号機の運転差し止めを命じた昨年12月の広島高裁仮処分決定を巡る異議審で、同高裁(三木昌之裁判長)は25日、四電が申し立てた異議を認め、仮処分決定を取り消した。高裁段階で初めて示された差し止め判断は9カ月で覆り、3号機は法的に再稼働が可能になった。
東京都の小池百合子知事は21日の会見で、世界中で海洋汚染を引き起こしているプラスチックごみの削減に向けた取り組みの一環として、10月の1カ月間、都庁内にある3つの喫茶店で提供するストローを、試験的に、プラスチックから紙ストローに代えて提供すると発表した。環境相の経験もあり、環境問題をライフワークにしている小池氏は、「プラスチックごみ問題は、世界的な課題。今は試行錯誤だが、まずは1つのきっかけとして、ストローから取り組んでいく」と述べた。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は22日、小惑星探査機「はやぶさ2」が投下した小型探査ロボット2台が小惑星リュウグウに着陸したことを確認したと発表した。2台はジャンプして移動する機能を持ち、リュウグウ表面を跳びはねて画像を撮影することにも成功した。小惑星上で探査ロボットが移動しながら探査するのは世界初という。2台はいずれも円柱に近い形で、直径18センチ、高さ7センチ、重さ約1キロ。光や温度の状況によって自動でモーターを回転させ、跳ねるように別の場所に移動できる。
大相撲の横綱・白鵬が22日、東京・両国国技館で行われた秋場所14日目で大関・豪栄道を降し、史上初の幕内通算1000勝を達成するとともに、5場所ぶり41回目の優勝を決めた。優勝は今年初で、2006年から13年連続。元横綱・大鵬(故人)の12年連続を抜いて歴代単独最長となった。