2012年 12月 10日(月曜日) 00:00 |
7日午後5時18分ごろ、東北地方でマグニチュード7.3の強い地震が発生した。青森県、岩手県、宮城県、茨城県、栃木県の一部で震度5弱の揺れを観測。宮城県石巻市などで最大1メートルの津波を観測した。気象庁によると、地震の震源地は三陸沖で、震源の深さは約10キロメートル。津波は午後6時02分に宮城県石巻市鮎川で1メートルを観測した。今回の地震は、左右に引っ張られて断層が縦にずれ落ちる「正断層」型。震源は日本海溝の外側(アウター)の太平洋プレートの盛り上がった(ライズ)領域で発生した「アウターライズ地震」と呼ばれるタイプだった。アウターライズは東日本大震災のようなプレート境界の巨大地震の余震として発生することが多い。大震災後の大きなアウターライズは、震災当日にあって以来2度目の発生となるという。 |
最終更新 2012年 12月 11日(火曜日) 16:43 |
2012年 12月 10日(月曜日) 00:00 |
衆院選挙戦の期間中唯一の日曜となった9日午前、各党党首はテレビ番組に出演し、野田佳彦首相と自民党の安倍晋三総裁が消費税増税をめぐり火花を散らせるなど舌戦を展開したと各紙が報じた。午後には街頭などで支持を呼び掛ける。首相はフジテレビ番組で、2014年4月に消費税率を引き上げるか賛否を明らかにしなかった安倍氏に対し「増税は避けられない。(民主、自民、公明)3党合意をしたのに何だ。選挙の前におびえている」と反発。安倍氏は「来年4~6月の経済動向に関する指標を見て秋に判断する。何が何でも上げるというものではない」と景気動向を慎重に見極める考えを示した。 |
2012年 12月 10日(月曜日) 00:00 |
中央自動車道の笹子トンネルで天井板が崩落し9人が死亡した事故から9日で1週間となる。各地の高速道路では、同じような構造のトンネルで天井板の撤去を急いだり、撤去に向けて検討を進めたりする動きが広がっていると各紙が報じた。中日本高速道路は8日、通行止めが続いている笹子トンネル付近の区間について、事故があった上り線の反対側の下り線を使って年内にも開通させる計画を発表した。同じような構造のトンネルでは、西日本高速道路が山陽自動車道にある3つのトンネルの天井板を来年度中に撤去することをすでに決めていたが、首都高速道路は今回の事故を受けて、1号羽田線の「羽田トンネル」で年明け以降に計画していた天井板の撤去作業を前倒しする。 |
2012年 12月 10日(月曜日) 00:00 |
日本原燃は7日、使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)での試運転について、実際の高レベル放射性廃液を使ったガラス固化体製造試験を始めたと発表したと河北新報が報じた。ガラス溶融炉2基で半年かけて行い、国の使用前検査を経て2013年10月の完工を目指す。試験は同日、A、B系2基のうちB系溶融炉で先行して実施。本格操業に向けてガラス固化体を計約30本製造し、溶融炉を安定的に運転できるかを確認する。高レベル放射性廃液を1時間当たり70リットル投入し、溶融炉の最大処理能力を確かめる試験も行う。13年1月上旬に終了する予定。法定点検を経て、来春にはA系炉での同じ試験に移行する。試験は試運転の最終段階。3日に始めたガラス原料の流下性を調べる作業が終わり、異物で目詰まりが起こるなどのトラブルがなかったため試験に着手したという。 |