宮内庁は17日、年末年始に皇居正門（二重橋）などで試行的にライトアップを行うと発表したと各紙が報じた。復元された東京駅丸の内駅舎のライトアップに合わせて、夜の皇居の景観も楽しんでもらおうと、宮内庁は、年末年始に皇居にある二重橋や伏見櫓などをライトアップする。天皇誕生日の23日～来年１月６日の午後５～10時に実施。二重橋と、伏見櫓とその隣にある伏見多聞、東御苑にある富士見櫓の３か所が、淡いオレンジや青白い光で照らされる。皇居のライトアップは、国賓を招いた宮中晩餐会のときなどに一部の場所で行われているが、正門の石橋では初の実施となるという。

厚生労働省は17日、自営業者らが加入する国民年金について、2011年に実施した保険料納付状況などに関する調査結果を公表したと各紙が報じた。それによると、09～10年度の2年間に、保険料をすべて納付した完納率は、前回08年調査時の43．4％から5．0ポイント減の38．4％となり、過去最低を更新したという。

第46回衆議院選挙の投開票が行われ、自民党が公明党とあわせて、衆議院の3分の2の320を超える議席を獲得して圧勝し、政権奪還を確実にしたと各紙が報じた。一方、民主党は惨敗し、野田首相は、代表を辞任する意向を表明した。今回の衆議院選挙で、自民党は294議席を獲得し、公明党の31議席とあわせて325議席と、参議院で否決された法案の再可決が可能な衆議院の3分の2を上回った。安倍総裁は、26日に召集される見通しの特別国会で、新しい首相に指名され、公明党との新政権が発足する。一方、民主党は57議席と、選挙前の230議席のおよそ4分の1という大惨敗となり、野田首相は、代表を辞任する意向を表明した。また、第3極勢力では、日本維新の会が54議席と、衆議院では、民主党に次ぐ第3党となり、みんなの党も18議席と躍進し、日本未来の党は9議席にとどまった。

東京都の石原慎太郎前知事の辞職に伴う都知事選は16日、投開票され、元副知事で作家の猪瀬直樹氏（66）が初当選した。13年半の石原都政の継承か転換かが最大の争点で、後継指名された猪瀬氏が幅広い支持を得た。猪瀬氏の得票は1971年の都知事選で美濃部亮吉氏が獲得した361万票を上回り、国政・地方選を通じて個人で過去最多。